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リストマーク クエスト:謎の箱の受け渡し 

2006年10月20日 ()
ミヤマさんハッピーバースディ小説。

・・・なにせミヤマさん自体のキャラとの接触がほとんど無く、「ミヤマさん」へのプレゼント小説と言っていいものかどうか(汗


ご満足いただけるか謎ですが、よろしければどうぞ('-'*

本編は続きからです。



==================================

謎の箱受け渡し

概要
(請負場所)セビリア 某商会前

依頼内容
あんた、職業柄色々なところに行くだろう?
そのついでと言っては何だが、所在のつかめない人物にこの箱を届けてほしいんだ。
いいか、くれぐれも中身は見るなよ?
見たら後悔するそうだからな。
相手の居場所は取りあえずセビリアの11番商館あたりで聞いてみるといいだろう
届け先の女性の名は「ミヤマ」というらしいぞ

=====================================



「え?彼女の特徴?・・・・・・・うーん、メガネかけてるよ。あとはちょっと肌色が濃いかな」
「インド人」
「うーん・・・いつもサリーを着てるから余計にインド人っぽく見えるんだよね。」
「インド先輩」
「他の特徴・・・その2点が突出してるからなぁ」


「・・・つまり総合すると、その人物はサリー姿にメガネをかけたインド人風の女性・・・ということだな?」
ジャバウォックの言葉に皆が「うーん」と首を捻って曖昧な返事をする。
「・・・まぁいい、それを元に少し探してみよう。」
そう言ってジャバウォックはテーブルの上に大きな箱を置いた。
「すまんがこれはここに置かせておいてくれ、持って歩くには邪魔だからな。・・・嗚呼、くれぐれも開けないようにな・・・なんでも、開けると後悔するそうだ。」
そう言ってジャバウォックは11番商館を後にした。



ジャバウォックの出て行った後の商館。
皆談笑していたが、その心はテーブルの上の箱に向いていた。
開けると後悔する・・・・そう言われているにも拘らず、開けたくなるのはパンドラの時代からの人間の性というものだ。

「ねね、こゆのって、開けるなってゆわれると、ますますあけたくなっちゃうよねー」
全員の心を代弁したかのようなアザゼルの一言で、全員がその箱の周りに集まった。

「こういう時の開けるなって言葉は、ある種「開けろ」って言ってるようなもんだとオレは思うね。」
コールが開場する気満々で宝箱に手をかける。
「・・・あれ?鍵がかかってない。」
目の前に置かれた箱は留め金はついていたが、そこには鍵がかかっておらず、誰もで自由に開けれる様になっていた。

「・・・これって実は何かの罠とか言わないかな?開けると後悔するって、ギルドでもはっきり言ってたらしいし」
とたんに、全員がテーブルから一歩身を引く。
「・・・じゃあ誰かが代表して空けてみるか・・・?」
その言葉に「誰が?」と全員の目線が交わされる。

「・・・船長さんなんかいいんじゃない?」 
椿、クルルが声をそろえて言う。
「・・・何故オレ?」
すかさず、ふぃりすが立ち上がり、なにやらびっしりと書き込んだメモを取り出した。
「私の情報によれば船長さんはこの中でぶっちぎり、地中海でも稀に見る受難度の高さ・・・・つまり矛を開けて後悔するようなことが起こっても、最もダメージが少ないと思われます」
その言葉に思わず眩暈がしそうなアレクシオだったが、はっと思いついて顔を上げる。
「まて、ドーマウスもいるだろう!彼の不憫なら・・・・」
そう言って振り向くとドーマウスの姿がいつの間にか無い。

「ドーマウスならあねごに「お前はリスボン方面を探してこい」って言われてでてったよー」
・・・何処までも不憫な・・・と全員が思わず涙ぐむ。

「・・・ま、取りあえず、船長さんが開けるしかなくなった、というわけですよね」
「え、何で決定!?」

全員で誰が開けるかともめている間に、アザゼルは一人で宝箱を開けようとしていた。
しかし留め金がさび付いているのか、中々開かず、その箱を皆のほうに持っていく。

「せんちょーさん、これ、さび付いててあかないよー」
「え?」
振り向いたアレクシオの手が箱に当たり、箱が床に落ちる。
とたん、箱のふたが勢いよく開いた。




2時間後。

「戻ったぞ」
とジャバウォックが11番商館のドアを開けると、皆がぎくりとした様子で振り向いた。
「・・・何だ?」
ジャバウォックが聞き返すと全員が曖昧に笑って「別に」と答えた。
「居場所が分かったからな、これは頂いていくぞ」
そう言ってテーブルの上においてあった箱を持ち上げると、少し箱を訝しげに見つめる。
「・・・・誰か、これを開けたのか?」
全員が首を横に振る。

その様子にジャバウォックはニヤリと笑うと「そうか」とだけ言って、ドアに向かった。
「あ、あねご、これ・・・・」
アザゼルが出て行こうとしたジャバウォックにあわてて小さなカードを渡す。
そのカードを受け取り、内容を見ると、ジャバウォックは満足げに笑って、商館を出て行った。


セビリアの一角
サリーを着た女性がメガネを傍らにおいてすやすやと眠っている。
ジャバウォックはその傍らに箱を置くと、その蓋を躊躇い無く開けた。
そうして中に入っていたカードを取り出す。
カードには
「この箱を開けてものへ
これを見たからには必ずミヤマ殿へのプレゼントを一品この中に入れるように」
カードの下には服やら酒やら食べ物やらが山のように詰まっていた。
ジャバウォックは笑いそうになるのをこらえながら、代わりにアザゼルから受け取ったカードをその箱の一番上に置いた。

「ハッピーバースデー ミヤマさん。
        また、あそぼぉね   ハモンセラーノ一同」

眠るミヤマの横にプレゼントボックスを置くと、ジャバウォックは起こさないように、その場を去り、ギルドに向かい歩いていく。

・・・・・・自分で出した依頼の達成を、ギルドへと報告しに。
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[2006.10.20(Fri) 02:11] 短編小説Trackback(0) | Comments(0)
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