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リストマーク 誕生日に欲しいもの(せんちょーさんハピバスデ小説) 

今更ですが。
本当に今更ですが!

せんちょーさんの誕生日おめでとう小説を仕上げてみました!
いえ、実は誕生日までに間に合わせるようにと考えてはいたんですが、色々あってネタ自体を没にしたのですよ。
しかし今回とある理由からこの小説を頑張って練り直してみました。

壁∥×・)せんちょーさんのハピバスデといいながらせんちょーさんが殆ど出てこないのはご愛嬌と言う事で。
ご笑納いただけると幸いです!
壁∥・)笑って許してください(本音


ちなみにこれを練り直す事になった理由はこの下。
壁∥w・)作成者様、面白いネタを有難う!
ひっそりオマケ小説も隠しました(いや隠れてないけど)


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↓ハピバスデ小説はこっちから↓

【近づくな、危険】
船の中に立てられた看板にチェシャネコは首をひねった。
「バンダーさん、これは・・・」
近くにいたバンダースナッチに声をかけると、唇に指をあて小さな声で呟いた。
「旦那様は考え事中よ」
「考え事・・・・ですか?姐御様が?」
珍しいですね、と言おうとして最近同じ事があったと思い当たった。

「もしかして・・・・誕生日ですか?」
チェシャネコの答えにバンダースナッチは頷いた。
「しかも今回は誕生日アレクシオさん・・・下手に触ると命に関わるかもしれないわよ~」
自身の船長をまるで爆弾のように言っているが、その言葉にチェシャネコも黙って頷く。
「そ、そうですね。じゃあ、お邪魔にならないように何処かに・・・・」
「2人とも、出かけるのか?」

ひそひそ話の上から降ってきた声に、チェシャネコは「わぁ!」と大声を上げてしまった。
「・・・何だ?そんなに驚かせたか?」
いつの間にか直ぐ傍にきていたジャバウォックが不思議そうな顔でチェシャネコの表情を覗き込んでいる。
「出かけるならまぁいいか。ゆっくりとしてくるといい。」
「あ、いえ別に出かけるわけじゃないんですが・・・」
「旦那様、ひょっとしてなにか御用があるんですか~?」
バンダースナッチの問い掛けに「うむ」と返事が返ってきた。
「大した用事ではないんだがな・・・できれば誰にも知られないようにやって欲しい事があるのだ。」
その言葉にチェシャネコが緊張した面持ちになる。
「隠密行動と言う事でしょうか?一体何事ですか・・・?」
「うむ、実はな・・・」


「・・・私、ほんっとーに時々、姐御様の事がよく分かりません。」
チェシャネコは大きな溜息をついた。
「あら、そうかしら~?プレゼントを悩んでる身としては、至極真っ当なお願い事じゃない~?」
「だからってあんな真剣な顔で『シオの欲しそうな物を探ってきてくれないか』って。海賊に挑まれた時よりもよっぽど難しげな表情でしたよ!」
バンダースナッチがにっこりと笑う。
「そこが旦那様らしいでしょう~?」
「まあ・・・そうなんですけどね。」
チェシャネコも溜息をつきつつも、ふっと笑う。
「それじゃあ頑張ってアレクシオ様の生態を探りに行きましょう!」
「生態って・・・チャーちゃん、相手はクマでもトラでもないのよ~?」
「未知という意味では似たようなものです!さぁ、行きましょう」
キッパリと言い放つとチェシャネコは商館に向かって走っていった。

「いましたね」
「いるわねぇ~」
窓からから商館の中をこっそりと窺うと、アレクシオが商館ショップをチェックしている姿が見える。
暫くなにやらメモを取ると、商館を出ていった。
チェシャネコは商館の中に入ると商館秘書に声を掛ける。
「すいません、あの・・・アレクシオ様は一体何をしていらしたんですか?」
いきなりの質問に秘書は少し戸惑ったが、2人の顔も見知っていたので直ぐに答えてくれた。
「ああ、ショップの商品の売れ行きのチェックと補充が必要なものの材料のメモですね。商会長様はいつも商館に来るとこうですから。」
「そうすると・・・次の行き先は港かしらね~?お買い物に行くんじゃないかしら?」
「追いかけましょう。」

港に行くとアレクシオの船が停泊しているのが見えた。
「どうしましょう?船員の中に紛れて潜り込みますか?」
チェシャネコの提案にバンダースナッチは
「それは止めておいたほうがいいわよ~」
と、やんわりと制した。
「でも・・・一緒の船で行動すればより探りやすいと思うんですけど。」
「チャーちゃんって、時々命知らずよねぇ。」
溜息をつくバンダースナッチに、チェシャネコが不思議そうな顔で「どういうことですか?」と問いかけたが、バンダースナッチはそれには答えずに、アレクシオの船のほうに向かった。
そうして船員の一人を呼び止めなにやら話し込んでいる。

暫くするとチェシャネコの元に戻ってきた。
「アレクシオさんの船に乗る船員さんの一人に、航海中の日誌を見せてもらえるように頼んどいたから~。私達はここで待ってましょう。」



数日後、日誌を持った船員が戻ってきた。
近海を回っただけの筈なのに、随分とげっそりとした表情をしているのが気になったが、日誌だけこちらに渡すとそのまま足を引きずるようにして戻って言ったので、何があったかを聞けなかった。
「まぁ日誌を読めば分かるかしら・・・?」
と日誌を開いて読み始めたチェシャネコだったが、その内容に絶句した。

「あの、これ・・・・・」
「短い航海の間に嵐が2回、ネズミの大量発生が4回、高波3回、横風が2回・・・相変わらずすごいわね~。」
バンダースナッチの言葉にも絶句する。
「あの・・・もしかして今回が特別災難続きだった、ってわけじゃないんですか?」
「あの方の船はこんなものでしょ~?だから乗らないほうがいいって言ったのよ~。」
「・・・納得しました。」

気を取り直して日誌を読んでいく。
「あの・・・災難続きなのは置いておくとしてこれ・・・麻生地の買い込みと予備帆の作成、火器や砲弾の買い込みとか鐘や大砲の作成・・・やってる事は結構なんていうか・・・・」
「裏方的よね~。」
言い難い事をズバッと言ってバンダースナッチは笑っている。
「で、戻ってきたら作った予備帆やらを商館のショップに補充して~の繰り返しみたいねぇ。なんだかあれよね~、家事に追われる主婦みたい?」
「本人はこういう立場に納得しておられるわけではなさそうですが・・・確かに姐御様のほうがはるかに「旦那様」っぽく思えますね。」
「戦いから帰ってきた旦那様を「お帰りなさい、ご飯にしますか?それともお風呂?」ってアレクシオさんがエプロンしてお迎えするのね~。」
その場面を容易に想像できて、チェシャネコは思わず吹き出してしまった。
「さて、じゃあこの結果を旦那様の所に届けに行きましょうか~。」


ここ数日のアレクシオの生態調査・・・もとい調査結果を受け取って、ジャバウォックは首をひねった。
「結局、シオの欲しいものは何なんだ?」
まぁこの調査結果を見るに2人とも答えは明らかだった。
「運とかそういう人の手ではどうしようもない物じゃないでしょうか?」
嵐にしろ、主婦的な役割にしろ、裏方的な存在にしろ、人の手ではどうにもならない事だ。
「つまり・・・プレゼントの参考にはならんわけだな。」
困った表情で黙り込んだジャバウォックの元に船員の一人が駆けてきた。
「船長、手紙が届いていやす」
「おう、有難う。」
手紙の差出人はどうやらふぃりす&ゆずき姉妹のようだ。
その場で開封して読むと、ジャバウォックの表情が少し和らいだ。

「姐御様、何のお手紙だったんですか?」
チェシャネコの問いにジャバウォックが手紙を見せつつ答えた。
「うむ、シオのプレゼントをな、共同でしないかと言う話だ。丁度困っていた所だし話に乗せてもらおう。」
「あ、そうなんですか?よかったですね!」
純粋に喜ぶチェシャネコの横でバンダースナッチが手紙をじっくりと読んでいる。

「旦那様~・・・一応何か別のプレゼントも持って行ったほうがいいですわよ~。」
バンダースナッチの言葉にジャバウォックが不思議そうな表情になる。
「何故だ?手紙にもシオの一番好きなものを持ちきれないほど用意してある、と書いてあるぞ?それ以上にまだ何か必要なのか?」
「念のためですわ~・・・そうですね、紋章なんかはいかがでしょうか~?確か使っていない珍しい紋章がございましたわよね~、あれなら無難だと思いますよ~、もしアレクシオさんが使わなくてもハンスさんが使うでしょうから~。」
「そうか?まぁ確かに私は使わないしな、なら持っていくか。」

「バンダーさん、何故いきなりあんな事を?」
「え?何のことかしら~?」
とぼけるバンダースナッチにチェシャネコが詰め寄る。
「さっきの「他のプレゼントも持って言ったほうがいい、って言った事ですよ。アレクシオ様の好きなものがたくさん用意してあるって手紙に書いてあったのに、なんで別のプレゼントまで必要なんですか?」
バンダースナッチはクスクスと笑って
「あのねチャーちゃん、あの方の受難は天災に愛されている所もあるのだけど、もうひとつ大きな理由があるのよ。」
「な、なんですか・・・・?」
「色々な人に愛されすぎてるって事よ。」
バンダースナッチの言葉にチェシャネコは訳が分からずキョトンとした表情で首をかしげた。

「・・・愛されてて何で受難なんですか?」
「愛されすぎてるから受難なのよ~。」
結局その時は、バンダースナッチの言ってる事がチェシャネコにはよく分からなかったが、後日プレゼントの内容をジャバウォックから聞いて、その意味を知る事になった。

「・・・・4人分の船倉にいっぱいのミルクですか・・・・。」
「嗚呼、当然持ちきれないほどだったからな、全員から少しづつ受け取ってもらったぞ。」
成る程、愛されすぎて受難という意味がよく分かった。
「ん?何か言ったか?」
ジャバウォックの問いに「いいえ」と答えてから逆に問い返した。
「姐御様、紋章はプレゼントされたんですか?」
「嗚呼、一応な。」
「ならよかったです。」
チェシャネコの最後の言葉に「ん?」とジャバウォックが顔を上げたが、チェシャネコはそのまま一礼すると提督室を後にした。
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[2007.07.26(Thu) 18:12] 短編小説Trackback(0) | Comments(0)
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