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リストマーク イモムシの食べ方。(ウルトラクイズ罰ゲーム小説) 

えー、今回のウルトラクイズで奇しくも姐御が罰ゲームを受けるところまで残れたので、あっさり落ちてしまったハンスを巻き込むことに成功、その結果
「カカドゥまで行ってイモムシ食べて来い」
と言う罰ゲームをいただきました。

まぁ普通に食べて終わりでも良かったんですが、折角なのでその事を文章にしてみたり。

文章内にいくつか商会員のアイディア頂きました。
(船員がイモムシ食べて疲労回復する理由あたりとk)
壁∥×・)bみーちゃんネタありがとう!

しかし文章にしてみると、姐御もハンスもあの性格上、イモムシ食べるのがちっとも罰ゲームになってないんですけど・・・と言うかむしろ巻き込まれた周りのほうが罰ゲームに近い反応をしていると思いまs

と言うわけで続きは下からどうぞー。












ウルトラクイズ、と言うイベントがあった。
約1年に1回開かれるそのイベントは、ある意味ハモンセラーののメンバーには馴染みの深いイベントでもある。
「今回はハンスがどんな罰ゲーム受けるか楽しみだねぇ」
「オイオイ、オレが罰ゲーム受けるのは決定かよ」
ハンスの突っ込みに更にジャバウォックが突っ込む。
「お前が罰ゲームを受けるのを皆楽しみにしているんじゃないか、頑張れよ。」
「照れるゼ」
褒めとらん、と言ってジャバウォックも【第3回北海横断ウルトラクイズ】と書かれたチラシを手に取った。

「姐御はウルトラクイズ出るの?」
ふぃりすの問いにジャバウォックは少し考え込んだ。
「ふむ・・・皆が出るなら一応参加してみるかな。最初で落ちるとは思うが、参加することに意義がある、と言うやつだ。」
「「だよね、そのほうが楽しいよね!」」
と、全員が声をそろえて笑う。


(ここまで残るつもりは無かったんだがな・・・)
ジャバウォックは小さく唸った。
「ジャバウォックさん達が、罰ゲームです!!」
敗者復活戦で、商会員は全員早くに脱落してしまい、残っていたのはハモンではジャバウォック一人。
当然ハンスも1問目早々に脱落し、司会のが叫ぶのを他人事と笑いながら聞いているようだ。

(まったく、ハンスの罰ゲームを見るのを皆楽しみにしていたと言うのに、これでは面白くなさそうだな・・・)
そう考え、ジャバウォックはなにやら考え込んでいるようだった。

「では罰ゲームの説明をしましょう・・・」
と司会が更に続ける声に
「すまん、罰ゲームで是非頼みがあるんだが」
ジャバウォックの声が高らかに響いた。
「ほう?なんでしょうかね。」
ジャバウォックの視線がハンスのほうをちらりと見る。
湧き上がる悪い予感。


滅多に無い戦慄すら感じそうなほどの笑顔で、ジャバウォックは言った。



「我が商会のハンスが是非一緒に受けたいと言うのだ。ハンスにも受けさせてやってくれないか?」



【カカドゥに行って芋虫食って来い】
それがジャバウォックとハンスに課せられた罰ゲームの内容だった。
「テメェ・・・あのタイミングでオレを道ずれにするか普通?次回から強制罰ゲーム要員になったらどう責任取んだよ!」
『3連続罰ゲーム男』となってしまったハンスがジャバウォックに文句を言ったが、ジャバウォックはと言うと迷惑そうな顔でさらりと言い返した。
「仕方が無いだろう?お前が悪目立ちしたそもそもの原因は、皆が期待していたのに罰ゲームを受けるまでお前が残らなかったのが原因だ。私の所為にするな。」
どうやらハンスを巻き込んでしまった、と言う罪悪感は全く無いらしい。
それどころか【ハンスに3連続罰ゲームを受けさせるのに成功した】と言う達成感に溢れている位のようだ。

「1回話を付けておいた方がいいらしいな・・・」
ハンスがサラディンの剣を抜くと、ジャバウォックもラブリュスを手に取る。
「クイズ終了直後に勝負を吹っかけてきたくせにまだ足りんのか。いくらでも相手になってやるぞ?」
そんな一触即発な2人の間にコールが「まあまあ」と割って入る。

「ちょうど、俺の世界周航とタイミング合わせられたし、イインジャナイかな?ね、ミゼットさん。」
コールと同じく世界周航にまだ出ていなかったミゼットは、時間かかるし面倒だしと放り出していた周航を
「ハンスと姐御がウルトラクイズの罰ゲームでイモムシ料理食べに行くついでに一緒に行く?」と声をかけられ、
「面白いチャンスは逃さないゼー!」
・・・と、即参加を決めたのだ。

「一応カカドゥの休憩所でもイモムシ料理は食えるらしいんだが、どうせなら作りたて食ったほうが旨そうだしな、黒い嬢ちゃんは作れるんじゃないか?」
黒い嬢ちゃん、とはミゼットのことだ。
「え?ナニソレ!?」
「フライド芋虫だ。」
ハンスの説明に、ミゼットは目を見開いた。
「ネタとか冗談じゃなく料理として・・・存在するんですかイモムシ料理って。」
オウヨ、と言うハンスとジャバウォックの返事にミゼットはまだ半信半疑だが、一応頷いた。
「まぁ食べるのが自分じゃなければいいよー」
その言葉にジャバウォックが首をかしげる。

「味を見なくても料理作れるものなのか?」
「大丈夫!レシピはイモムシ炙るだけなんでしょ?それなら時間さえ計ってればだいじょーぶだとおもうよ!」
「それならいいけどな。」


カカドゥまでの道中は、思いの外平和だった。
途中上陸地点に寄ったりと、寄り道をしたわりには早く着いた。
カカドゥに着いて早速コールが休憩所に走る。
「うわぁ・・・・中々凄い見た目」
店先に置かれたイモムシのあぶり焼きにコールの声が少し詰まる。
店売りイモムシあぶり焼き

しかし流石生粋の冒険家だけあって、暫く眺めたあと、少し躊躇しながらも口に入れた。
「ん・・・見た目ほど悪くないかな。栄養価も高そうだしね。」
コールの横からハンスも手を伸ばしてあぶり焼きを掴むとそのまま口の中に放り込んだ。
しっかりと噛み締めてからなにやら震えて唸り始めると、大きな声で叫んだ。
「こ、これは・・・!一見カリカリのように見えて中身は火を通しただけの生そのもの!新鮮だ!」
「まあ、すぐ近くの上陸地点で取れるみたいだからな、新鮮だろう。」
グルメのような感想を吐くハンスの言葉を流して、ジャバウォックもあぶり焼きを摘みながら、少し離れた所にいるミゼットの方を振り返った。

3人が食す横でミゼットは耳を塞ぎその感想を聞かないようにしているようだ。

「ミゼットさん食わないの?」
コールの言葉に「やーだーーー」とミゼットが首を横に振る。
「特に不味い物でもないぞ?まぁ材料がこれだと思うと食いにくいかも知れんな。」
そう言ってジャバウォックがいくつもの小さい箱を取り出した。

「何これ?」
ミゼットが近づいて蓋を開ける。
「嗚呼、あぶり焼きの材料だ。昨日の内に取ってきた。」
イモムシ採集

開けかけた蓋を慌てて閉じると、ミゼットは箱とイモムシのあぶり焼きの入った皿を交互に指差した。
ジャバウォックは「うむ」と頷いて
「調理を頼めるか?」
とミゼットに再び聞いた。

自分が食べるのでなければ平気だ、と思っていたがいざこうやって材料を目の前にすると結構きついものがある。
しかし悩んでいてもしょうがないのでフライパンを取り出し、箱をそっと手に取とった。


「作り方のコツはフライパンにぶちこんだら急いでふたをしめること!中を見ないのがコツだね!」
暫くしたら作るのにも慣れたらしく、さくさくとイモムシのあぶり焼きを皿に盛っていく。
「これでラストー!」
出来上がったあぶり焼きの山を見たハンスはフライパンを洗いに行こうとしたミゼットの襟首を捕まえると叫んだ。

「料理人たる者、まずは自ら味見だ!」
そう言ってハンスはミゼットの頭を掴む。
それを見たコールが素早くミゼットの鼻をつまんだ。
「さあ姐御今だっ!」
ミゼットは精一杯抵抗していたが、鼻をつままれている所為で息苦しくなり、口をあけてしまった。
「ん?」
飲み物を注文していたジャバウォックは一連の動きをまったく見ていなかったらしい。
だが右手には今作りたてのイモムシのあぶり焼きがあり、目の前にミゼットの口が開いていたので、てっきり「自分にも味見させてくれ」と言う動作だと思ったらしい。
ジャバウォックは迷うことなく、イモムシのあぶり焼きをつまんでミゼットの口に放り込んだ。
暫くバタバタともがいていたが、やがてミゼットの口の中で「サクッ」と言う音がした。

「ん、やっぱり焼き立ての方が旨いと思わないか?」
黙り込むミゼットに、自分も作りたてのあぶり焼きを食べながら、ジャバウォックが声をかける。
「出来立てほかほかじゅー………しー…………」
「ミゼットさんー?大丈夫?」
コールがミゼットの目の前に手をかざす。
「ワァキレイなお花畑・・・るんららるんららすきっぷすきっぷ」
なにやら幻覚まで見え出したらしい。
「おーい、なんか泡ふいてんぞ。」
ハンスの声にジャバウォックは首を傾げて言った。
「うーむ・・・目を回すほど美味しかったんじゃないか?」


暫くして花畑の幻から帰ってきたらしいミゼットがプラムジュースをがぶ飲みしながら、ジャバウォックに聞く。
「あねご・・・なんかアレのまわりにトロッとしたしたものが・・・」
感触を思い出してしまったらしく、ミゼットはまたプラムジュースの杯をあおった。
「嗚呼、前に来た時にはど殿に教えてもらったんだがな、イモムシのあぶり焼きは潰した中身をまぶして食べるのが正式な食べ方らしいぞ?」
ジャバウォックの答えを聞いてミゼットが「ふーん、はどぱぱが、かぁ・・・」とつぶやいて、クスクスと笑い始めた。

「あねごー!はどぱぱへのお土産にイモムシちょっともらっていいー?」
「お、おう。構わんぞ」
突然満面の笑みで聞いてきたミゼットに驚きながらも、ジャバウォックはイモムシのあぶり焼きを、「もっとたくさん!」と言うミゼットの言葉通り、大きめの皿に入れて渡した。
「あれ?あねご、こっちの箱のイモムシはまだ調理してなくないー?」
その問いにジャバウォックは生のイモムシが入ったままの箱を手に取った。
「嗚呼、それはそのままでいいんだ。」
そう言って、それをそのままハンスに投げて渡す。

「お前のことだ、生も試すだろうからと思ってな。こっちは生食い用だ、取っとけ。」
「オウ」
受け取って箱から1匹取り出すと、ハンスはいきなり踊り始めた。
ハンスのイモムシ踊り食い

そうして踊りながらそのイモムシを無造作に口の中に放り込んでいる。
「・・・踊り食いというのはそう言うことじゃないだろう。」
ジャバウォックがそう言ったが、ハンスは気にすることなく「そうか?」とだけ言い、残りのイモムシの入った箱を副官のほうを振り返り、「晩飯だ」と言ってそのまま手渡した。
イモムシ入りの箱を渡された副官が青ざめた顔でジャバウォックをちらりと見る。
「人の事を鬼と言ってくれた礼だ。味わって食えよ。」
そう笑顔で言ったジャバウォックだったが、目は笑っていなかった。


帰りの船の中、ジャバウォックの副官であるチェシャネコは、恐る恐る聞いた。
「あの・・・イモムシって食べれるものなんですか・・・?」
「うむ、わりと旨いぞ。気になるならカカドゥで食べればよかったんじゃないか?」
そう言うジャバウォックにチェシャネコは慌てて首を左右に振る。

「い、いえ。私はアレを食べるのはちょっと・・・・」
チェシャネコの台詞にジャバウォックが不思議そうな表情になる。
「食べたじゃないか」
「・・・・え?」

ジャバウォックは小さな箱を取り出した。
見覚えのあるその箱は中身は既に空だったが、元々何が入っていたかは、調達に付いて行ったチェシャネコには良く分かっていた。
「あの・・・まさか・・・!」

見る見る青くなるチェシャネコにジャバウォックはさらりと続けた
「うむ、一箱分余ったからな、もったいないから昨日の食事にスープがあっただろう?アレにすりつぶして混ぜてもらったんだが、旨かっただろう?」
生食いイモムシ

ジャバウォックの説明に、チェシャネコは目の前が真っ暗になった。

同じ頃、ハンスの船でもなにやら叫び声が上がる。
この後船員全員が食欲不振になり栄養失調を訴えたが、両提督に「栄養が足りないなら食うか?」とイモムシのあぶり焼きを出されて、「いえ、(こんな物食べさせられるくらいならー)元気です!超元気です!!」と叫んだとか。
イモムシ転用



後日、セビリア。
「はどぱぱー!お土産もってかえってきたよー!」
叫ぶミゼットに背を向けて逃げようとしたHadoramだったが、目の前にジャバウォックが立ちふさがる。
「折角の土産なんだ、味わって食えよ。」
そういって渡されたのは皿にこんもりと盛られたイモムシのあぶり焼き。
「いや、この量はちょっと・・・」
と何とか食べずに返せないかとゆっくりと逃げるチャンスを狙っていたが、途端ミゼットの両目に涙が盛り上がる。

「うわーん!せっかくはどぱぱの為に頑張って作ってもって帰ってきたのにたべてくれないー!」
またも街中の冷たい視線に晒され、Hadoramはイモムシを目の前にしてがっくりと膝をついた。
その後のHadoramがイモムシのあぶり焼きを食いきったのかどうなのか・・・。
ただ、一週間ほどイスパニアのとあるアパルタメントから「イモムシが・・・大量のイモムシがっ・・・!」と言う唸り声が聞こえてきたと言う噂が聞こえてきたと言う。
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[2007.10.15(Mon) 02:23] 短編小説Trackback(0) | Comments(6)
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COMMENT

by ミゼット
イ(略)あぶり焼きはクチの中に入れられるし周航イベの戦闘は集中砲火浴びるし…
終わってみれば、誰に対する罰ゲームだったのやらorz

=■●~□○0<カリっと…して…じゅーしー…だったよ…

by 和菓子
>次回から強制罰ゲーム要員

了解しましたわぁw

by りひろ
イモムシ・・・・
アレだけはアレだけは食べないと誓ってマス(笑)

by エジンバラ@姐御の中身
>ミゼットさん
今回一番の罰ゲームとばっちりだったかも・・・(-人-)ナムナム

>和菓子の人
ウルトラクイズの司会お疲れ様でした!
今回もとても楽しかったです

>了解しましたわぁw
これを聞いて安心しました!w

>りひろさん
女の子はこれだけは絶対にゲームでも食べるのヤダ、って子が多いねぇw
うちもリアルでは絶対拒否するけど、姐御はキャラ的にふつーにもりもり食べるからなぁw

by ちょこぱ
ハンスさんは次回からきっとバツゲーム説明要員として
毎回すべてのバツゲームをやらされる羽目になるにちがいないwwwww

by エジンバラ@姐御の中身
今頃コメントに気がつくとか・・・どれだけ自分の文書見にきてないんd

Σ全ての×ゲームを受ける!SO☆RE☆DA

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イ(略)あぶり焼きはクチの中に入れられるし周航イベの戦闘は集中砲火浴びるし…
終わってみれば、誰に対する罰ゲームだったのやらorz

=■●~□○0<カリっと…して…じゅーしー…だったよ…
[ 2007.10.15(Mon) 10:51] URL | ミゼット #zM.bpNNU | EDIT |

>次回から強制罰ゲーム要員

了解しましたわぁw
[ 2007.10.15(Mon) 22:54] URL | 和菓子 #- | EDIT |

イモムシ・・・・
アレだけはアレだけは食べないと誓ってマス(笑)
[ 2007.10.16(Tue) 00:22] URL | りひろ #- | EDIT |

>ミゼットさん
今回一番の罰ゲームとばっちりだったかも・・・(-人-)ナムナム

>和菓子の人
ウルトラクイズの司会お疲れ様でした!
今回もとても楽しかったです

>了解しましたわぁw
これを聞いて安心しました!w

>りひろさん
女の子はこれだけは絶対にゲームでも食べるのヤダ、って子が多いねぇw
うちもリアルでは絶対拒否するけど、姐御はキャラ的にふつーにもりもり食べるからなぁw
[ 2007.10.16(Tue) 08:21] URL | エジンバラ@姐御の中身 #K.YSh4yM | EDIT |

ハンスさんは次回からきっとバツゲーム説明要員として
毎回すべてのバツゲームをやらされる羽目になるにちがいないwwwww
[ 2007.10.26(Fri) 11:11] URL | ちょこぱ #- | EDIT |

今頃コメントに気がつくとか・・・どれだけ自分の文書見にきてないんd

Σ全ての×ゲームを受ける!SO☆RE☆DA
[ 2007.11.05(Mon) 01:24] URL | エジンバラ@姐御の中身 #K.YSh4yM | EDIT |

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